乳がん

乳がん

しこりというサインによって自分で発見することができます。本来、見つかるはずのしこりを女性たちが見逃してしまう原因があります。男性でもかかる可能性はあります。

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乳がん

乳がんのしこりの大きさが1.2cmの早期がんは、温存手術で乳房を残すことができます。
乳がんのしこりが1円玉くらい、2cmまでだと早期がんと分類されます。
2 cmを超えてしまうと、乳房に張り巡らされた血管やリンパ管にがん細胞が入り込み、他の臓器に転移する危険が高くなってしいます。

■2cmまでに発見
乳がん診断された人の中で、検診で発見された人は20%、80%の方は、
自分でしこりを発見しています。
乳がんを自分で発見した人の中で、しこりの大きさが2cm以下が40%弱。
2cm以下の早期がんで発見すれば、10年後の生存率はおよそ90%になります。
転移の可能性も低く、乳房の温存をしたまま治療もできます。
ところが60%以上の人は、しこりを2cmより大きくなってから発見しています。
2cmを超えてしまうと、転移の危険も高まってしまいます。
大切な命と乳房を守るためには、しこりを2cm以内で見つけることが大切です。

乳がんのメカニズム

脂肪でできている乳房に乳がんが生まれるのはどうしてでしょうか?

乳房が母乳を作るためのメカニズムにヒントがあります。
乳腺の細胞は、月経周期で分泌されるエストロゲンによって、授乳していないときでも
分裂と増殖を繰り返しています。
その時、遺伝子のコピーミスによって乳がん細胞が生まれてしまうと、
エストロゲンの働きによって乳がん細胞を増殖してしまいます。
乳管の中で増殖したがん細胞は、乳管を破ってまわりの組織に広がっていきます。
乳がん細胞はまわりの組織にある繊維とともに増殖しながらしこりを作っていくため、
硬いしこりになると考えられています。

※エストロゲン
・乳がんの発生の原因はエストロゲンではありません。
・乳がん発生のメカニズムは、まだわかっていません。
・エストロゲンはがん細胞の増殖を手助けする役割をしてしまうことがあります。

60~70%の乳がんには、エストロゲンが増殖因子として関係しているといわれていますが、エストロゲンが全く関係していない乳がんもあります。
※乳がんの患者さんが、病院の検査でエストロゲンレセプター陽性だった場合には、エストロゲンががん細胞の増殖に関係する危険があります。

高齢者の乳がん

閉経後に乳がん細胞が増殖する理由

閉経後は卵巣が機能を失うので、がん細胞を増殖させるエストロゲンが分泌されることはないはずですが、
閉経後の50代以上でも乳がんにかかる人が多いことがわかりました。
閉経後でも、体の中にある脂肪細胞でエストロゲンが作られていたからです。
もしも乳がん細胞があった場合、脂肪細胞で作られたエストロゲンが、
乳がん細胞を増殖させてしまうことがあるのです。

乳房

乳がんを発見したときの平均の大きさは

自己触診を全くしていない人  : 3.3cm
時々している人        : 3.3cm
月に1回、自己触診をしている人 : 2.1cm

普段から自己触診をしていると、
乳がんの小さなしこりでも自分で早く見つけられます。
自分の乳房の状態を知っておけば、小さな変化や異常に気がつくことができるのです。

マンモグラフィ


マンモグラフィは小さなしこりだけでなく、
石灰化と呼ばれる症状を手がかりにすれば、1mm以下のがんも発見出来ます。
ところが、マンモグラフィ検診を受けた40代の30%に見落としの可能性があるというニュースが出ました。
マンモグラフィだけでは発見ができない場合があると言います。
マンモグラフィでは、脂肪は黒く、乳腺や乳がんのしこりは白く写ります。
ところが、閉経前で乳腺が活発な年代の人は全体が白く写ってしまうため、
乳がんのしこりがあっても、乳腺の白さに隠れてはっきり見えない場合があるからです。
逆に閉経後の人は乳腺が退縮して脂肪に置き換わるので、
小さなしこりでもマンモグラフィで発見しやすくなります。

※石灰化は閉経前・後に限らず発見できます。

超音波(エコー)検査は、閉経前で乳腺が密な状態の乳房のしこりを発見するのに有効とされています。
年齢や乳房の状態にあわせて、マンモグラフィと超音波(エコー)を使い分けることが大切です。

■乳がんになりやすい
?初潮が早い
?閉経が遅い
?出産経験が少ない
?閉経後の肥満
?家族歴がある
?身長が高い

■エストロゲンとの関係 
乳がんの多くがエストロゲンによって増殖するため、
長期間、多くの量のエストロゲンにさらされている人は乳がんになるリスクが高いとされています。

■家族歴との関係 
乳がん患者全体のおよそ7~10%ほどが「家族性乳がん」と呼ばれています。
特定のタイプの遺伝子を持っていると乳がんを発症しやすいと言われていますが、
ほとんどの場合、乳がんは後天性のものです。

■身長との関係 
成長期に早くエストロゲンが分泌された人は、身長も高くなるといわれています。
国立がんセンターの研究でも、身長が低いグループに比べ、高いグループほど、乳がんになるリスクが高かったという結果になりました。

自己触診


触れる前に、まず鏡の前に立ち、乳房の状態を目で見ます
1.乳首の先端から分泌物が出ないか? 手で乳首を軽く絞ってみる。
2.左右の乳房の形に違いがないか?
3.皮膚の表面に“えくぼ”のようなへこみが出ていないか?
 ※腰に手をおき、皮膚を緊張させると“えくぼ”などが見やすくなります。
 手を上に上げる方法もあります。

触り方のポイント
?必ず反対側の手を使う(例:右の乳房を触るときは左手)
?4本の指の腹を使い、乳房が少しへこむくらいの強さで
?「の」の字を描くように、クルクルと乳房全体を触れる
?触る範囲は、上部は鎖骨のところまで、脇の下は手が届くできるだけ広い範囲で
?脇の下にも乳腺とリンパ節があるので、必ず確かめる

Q & A
Q.自己触診(検診)はどのくらいのペースでやったらいい?
A.月に1回は行ってください。
慣れないうちは毎日入浴時に乳房を手で洗うことをオススメします。
石鹸ですべりが良くなり指先の感度があがるため、異変などに気がつきやすくなります。
慣れてきたら月に1回のペースで大丈夫です。

Q.正常なのか異常なのか、触ってもわからない
A.マンモグラフィ検診を受けて、検査の結果正常であることを確認した日から
自己触診を始めると、その日の状態が正常の基準になります。
その状態と比較して、変化がないかどうかを毎月チェックして下さい。

Q.しこりなどの異常を見つけたときは?
A.しこりなど自覚症状がある場合には、病院の外科、乳腺外来、乳腺外科など、
乳腺を専門にしている医師がいる科を速やかに受診し、精密検査を受けてください。

Q.乳腺専門の医師がいる病院がわからない
日本乳癌学会のホームページで、日本乳癌学会が認定した乳腺専門医の資格を
持つ医師の氏名と所属病院を公開しています。

日本乳癌学会










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